別荘

アイドルとフットボールとわたし。

ももいろクローバーZ 2018 OPENING ~新しい青空へ~

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2018.01.15(Mon)

月曜日の昼下がり、Twitterのタイムラインにこんなニュースが飛び回っていた。

ももクロ 有安杏果卒業へ」

パニック状態で何を読んでいるのか分からず。え?????

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ももクロにハマったのが2011年夏頃、世代が近いのでテレビで見ていたのを何となく覚えている。魂のシュプレヒコールツアーではLIVEをUstreamで丸々配信しているのを視聴。赤い子がセンターか...と当時は夏菜子に目が行くも翌年の初現場をきっかけに緑推しへ。天真爛漫な4人を俯瞰で見ていて、どこか人間らしい一面がある。勉強はできるけど不器用でちょっと根暗で。そんな性格に惹かれていたのもあった。

 

ハロプロやAKBを聴いていた時代もあったからアイドルにハマることに対しての抵抗はなかった。歌もダンスも対してうまくないけど一生懸命なライブパフォーマンス!ってみんな言ってた。今となっては抽象的な言葉だと思うんだけど、人に説明するにはピッタリな言葉だったと思う。

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 ももクロのオフィシャルサイトでアップされた、杏果手書きの文章には

 

私、有安杏果

2018年1月21日のライブをもって

ももいろクローバーZを卒業します。

 

とある。卒業発表から卒業公演までのスパンが短すぎて、ライブの日付を間違っているのではないかという話もあったが、間違いではなかった。

 

それから卒業までのカウントダウンが始まった。彼女たちは最後まで5人の時間を楽しもうと各種メディアの対応に追われていた。普段、3+2の構図だと後列座ることが多い杏果が前列センターポジションで座っているのを見てやっと事の重大さを実感。大人の事情で急な発表になってしまったことを詫びた上で、スケジュールが決まっていない生活を過ごしてみたい、普通の女の子になりたいと言った。運営にはずっと前言っていたのに、やっと発表できた杏果のスッキリした表情と杏果の卒業を言葉では応援しつつ、この先どうなっていくんだろうという不安をしている夏菜子、詩織ちゃん、あーりん、れにちゃん 。このコントラストが辛い。

 

月曜日の夜にはライブの詳細が発表された。幕張メッセ国際展示場9-11ホール。エンドステージで前方に指定席、後方にスタンディングスペース。約3万人は入る想定だったようだが、チケットのファンクラブ受付にはあっけなく落選。基本転売対策で、ももクロの入場システムは自分で1枚入手するか、連番で取っている人に同行させてもらうというシステムしかない。同じように落選した人はチケットを求めるツイート、知人が仕事でいけなくなったというツイートには私を連れてって!と言わんばかりにリプライの嵐。ああ需要と供給のバランスよ。後日AbemaTVでの生中継と幕張メッセイベントホールでのライブビューイングが発表された。幕張のライブビューイングは本会場の隣ということもあり、開園前にメンバーが挨拶にくるという。こちらのチケットも後々完売。

 

あーーーーどうしようと思いながら、中に入らないと自分の気持ちにケジメがつかない気がして、とりあえず当日現場行ってチケット探すことにした。ここまでやってダメだったらその辺のファミレスでAbema見よう。そんなこんなで土曜日の夜。一週間はあっという間だ。

 

2018.01.21(Sun)

6時頃から海浜幕張駅でチケット譲ってくださいと書いた段ボールを掲げて立っていた。しかしグッズ販売はあれど開演は17時、モノノフの出だしは遅かった。別ホールでは欅坂46の全国握手会が開催される影響でそちらのファンの方が多かった。ファン層が若い。

 

9時前ぐらいにはあーりん推しの男性にお声掛け頂き、海浜幕張チケット争奪レースから抜け出す。2枚あるから2人まで行けると言われたのでLVに行く予定だった知人を急いで呼び出す。ギリギリまで寝てるような人間なので最初は電話しても繋がらなかったけど少ししたら反応あった。

 

あの時、がんばってねー、とか、LVのチケットならあるよーって声掛けてくれた方もありがとうございました。とりあえず、相手2人がそれぞれの名義でチケットを所持しているようなので(当方×相手)、(当方×相手)の入場になることを確認し開場時間前に集合することにし解散。

 

連れも来て昼を食べてまた会場へ。

向こうと合流し、ブロックごとで待機場所も違うのでまた入ったら合流しましょうってことで、連れと相手側とはまた入場後に落ち合うことに。初めての相手と1時間30分近く待ちました。

 

入るまではブロック割は分からなかったが、前から

「A」~「C」

「D」~「F」

「あ」~「う」

「え」~「か」ブロック。

 

入場して連れと相手側と合流し、「お」ブロックと「い」ブロックのチケットだったので、前方ブロックの「い」ブロックのチケットを渡して終了。入れればといいという感覚ではあったが本当にステージ遠すぎてワロタ。 

 

で17時開演。詳細はナタリーでどうぞ。

 

当然、自己紹介から何から何まで杏果最後のステージなのでこの曲も今日で最後か...と色んな思い出が走馬灯のように蘇ってきて辛い。気持ちの整理がついた状態で当日を迎えたかった。メンバーから杏果へ贈るコメントで、夏菜子が「本当は4人でももクロ10周年を迎えたかった」というコメントで会場全体で嗚咽。後にも先にもこんな現場に出くわすことはないでしょう。「新しい青空へ」という4人から杏果へのサプライズソングがあり、杏果から4人へ、モノノフへのコメントがありステージを降りていった。

 

それからはもう別グループのものを見ているようで。東京ドームの発表もベストアルバムの発表も喜ばしいことなのに、他人事だった。緑のサイリウムも消した。

 

今までももクロには数々のターニングポイントがあった。私が知らないZ以前からずっと。ファンが増えキャパが広い会場でライブをやることに損失感を覚え現場から離れたファンがいることも気づいているだろう。今回もその壁を乗り越えて4人のももいろクローバーZとして歴史を刻んでいくのを期待している。

 

そして有安杏果さん、8年間お疲れ様でした。あなたがももクロとしてやり切ったというのであればこちらから言うことはありません。推しとして、日本全国色んな場所へ連れていってくれたことに感謝しています。またどこかで、お会いしましょう。